寒さが厳しい2月、高齢者の転倒事故が急増する時期です。
冬場は気温の低下や乾燥により、普段は安全だった場所でも滑りやすくなったり、足元が不安定になったりすることがあります。
転倒は骨折や寝たきりの原因にもなりやすいため、予防策をしっかりと取ることが大切です。
私たち「ケアプランセンター心花」では、大阪市で居宅介護支援を行い、ご自宅での安全な生活をサポートしています。
この記事では、転倒が増える理由と予防策についてわかりやすく解説し、ご家庭や介護の現場でできる対策をご紹介します。
1. 冬場に転倒事故が増える理由
「家の中は安全」と思っていませんか?
しかし、冬場は気温の低下や乾燥により、普段よりも転倒しやすい環境になっています。
特に、以下のような理由で高齢者の転倒リスクが高まります。
✅乾燥による床の滑りやすさ
冬は湿度が低くなるため、フローリングやタイルの床が滑りやすくなります。
加湿器を使っている場合、水滴が床に落ちてすべる原因になることも。
特にキッチンや浴室などの水回りは要注意です。
✅寒さによる筋肉のこわばり
寒さで体が冷えると、筋肉がこわばり、スムーズに動かなくなります。
そのため、バランスを崩しやすくなり、ちょっとした段差や敷居につまずくこともあります。
特に朝方や夜間は体温が低下しやすく、よりリスクが高まります。
✅衣類の影響
冬場は厚着をするため、動きが制限されやすくなります。
長すぎるズボンの裾を踏んでしまったり、着膨れによって足元が見えにくくなったりすることで、転倒につながることがあります。
このように、寒さと乾燥が重なることで、高齢者にとって危険な環境が増えるのです。
2. 自宅でできる安全対策
ご自宅で高齢者が安全に過ごすために、転倒リスクを減らす工夫が必要です。
簡単に取り入れられる対策をいくつかご紹介します。
✅滑り止めマットや手すりの活用
・滑り止めマットを敷く
フローリングの上には滑り止めマットを敷くと、転倒リスクを軽減できます。
ただし、マットの端がめくれていると逆に引っかかる原因になるため、ズレ防止テープなどで固定しましょう。
・手すりを設置する
玄関、廊下、トイレ、浴室など、移動の多い場所に手すりを設置すると、ふらつきを防ぐことができます。
特に、起き上がる動作や立ち座りの際に手すりを活用することで、安全性が向上します。
✅室温と湿度の管理
・適切な室温を保つ
室温が低いと体が冷え、筋肉がこわばって転倒のリスクが高まります。
暖房を適度に活用し、18〜22℃程度に保つことが理想です。
・加湿器で乾燥を防ぐ
湿度が低いと床が滑りやすくなるため、加湿器を使うのもおすすめです。
ただし、床が濡れないよう注意しましょう。
✅家具の配置を見直す
・通路を広く確保する
家具が多いと動線が狭くなり、つまずきやすくなります。
余分な家具を減らし、スムーズに歩けるようにしましょう。
・コード類はまとめる
電気コードや延長コードが床に散らばっていると、足を引っかける原因になります。
配線カバーを使って、すっきり整理するのがおすすめです。
3. 介護の現場で気をつけるポイント
介護施設や訪問介護の際にも、転倒を防ぐための工夫が必要です。
介護をされる方も、以下のポイントを意識してサポートすると良いでしょう。
✅歩行時の見守りを強化
冬場は特に、外出時の転倒リスクが高まります。
・歩く際には付き添いを
外出時は、可能であれば家族や介護者が付き添い、歩行をサポートしましょう。
特に階段や段差がある場所では、手を貸すことで転倒リスクを大幅に軽減できます。
・靴選びに注意
冬場は滑りにくい靴を選ぶことも重要です。
靴底にしっかりとしたグリップがあるものを選び、室内用のスリッパも滑りにくい素材のものを使用しましょう。
✅訪問介護時のチェックリスト
訪問介護を利用する際は、担当の介護スタッフが転倒予防の環境を確認することが大切です。
・床の状態を確認する(滑りやすくないか)
・手すりの設置場所をチェックする
・家具の配置が動線を妨げていないか確認
・冬用の防寒着や歩きやすい靴を用意
4. 転倒を防ぐために「ケアプランセンター心花」ができること
「ケアプランセンター心花」では、大阪市の居宅介護支援を通じて、ご自宅での安全な生活をサポートしています。
転倒予防に関しても、ケアプランセンターでの相談を通じて、ご家庭に合わせた安全対策を提案しています。
ケアプランの見直し
転倒リスクが高い冬場には、必要に応じてケアプランを見直し、安全な環境を整えるお手伝いをしています。
訪問介護の活用や、住宅改修による手すり設置なども含め、最適なプランを提案いたします。
介護者へのアドバイス
介護をするご家族にも、転倒を防ぐための具体的なアドバイスを行っています。
日常のちょっとした工夫で、安全に生活できる環境を作るサポートをしています。
まとめ:冬場の転倒リスクを減らし、安全な環境を整えよう
寒さと乾燥が原因で、2月は転倒事故が急増する時期です。
しかし、事前に対策を取ることで、転倒のリスクを大きく減らすことができます。
・床の滑りやすさを防ぐための工夫
・適切な室温・湿度管理
・家具の配置や手すりの活用
・介護の現場での注意点
これらの対策を取り入れながら、安全な環境を整えていきましょう。
転倒リスクや介護のご相談があれば、「ケアプランセンター心花」のケアプランセンターまでお気軽にお問い合わせください。
あなたの大切な家族が、安心して生活できるようにサポートいたします!
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